痛車とは

痛車の由来

「痛車」(いたしゃ)とは、漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターやロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、塗装を行ったクルマ、あるいはそのようなカスタマイズを行ったクルマを指します。この痛車というネーミングの由来は、2次元キャラを描いたクルマで走るという「痛いクルマ」という自嘲+デザインのアクが強いことで有名なイタリア車を示す「イタ車」にかけたものである。同じようなカスタムを施した原付やバイクや「痛単車」(いたんしゃ)と呼ばれ、自転車の場合は「痛チャリ」(いたちゃり)と呼ばれている。

痛車の歴史

痛車の歴史としては、1980年代には痛車に類するものが存在していた。それが多くの人に目撃されるようになったのは、1990年代後半に入ってからのことである。当時はまだ個人レベルで痛車を楽しむ者が大半だった。

2000年代に入ると、いわゆるオタク文化が広く認知されるようになり、「萌え」をテーマにしたキャラクターが登場し一気に内容が濃いものとなる。痛車コミュニティも各地で形成され始め、公式痛車の登場やモータースポーツ界にも痛車が進出するなどその影響は広がるばかり。

進化する痛車の趣向

オーナーの趣向にもよるが、痛車は外装のデザインだけでなく内装に力を入れるケースが多く見られる。単に、痛車に推しキャラ(嫁)のぬいぐるみを置く(乗車させる)だけにとどまらず、キャラクターやコスプレを模倣した等身大フィギュアを乗せたり、痛車とコスプレイヤーの併せ、また、対象キャラクターの映像・テーマ曲を楽しむためにカーオーディオ・AVシステムに力を入れる例も見られる。

日本最大級の痛車の祭典

痛車雑誌「痛車グラフィックス」(通称痛G)が主催するカーイベント「痛Gふぇすた」は、痛車をこよなく愛するヲタたちの愛が爆ぜる日本最大級の痛車の祭典である。

痛Gふぇすたニュース

痛G主催の痛車イベント「痛Gふぇすた」取材プレスによるニュースの一部を掲載します。